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むし歯は自然治癒しません

むし歯は、歯に付着する歯垢(プラーク)の中のむし歯の原因菌が糖分をエサにして出す「酸」によって歯が溶かされていく病気です。むし歯に汚染された部分を取り除くまたは汚染部位の原因菌を殺菌処理しないとどんどん進行します。すると歯が溶かされ続けるだけでなく、治療も複雑になり歯に大きなダメージを与えます。

風邪にかかったり、擦り傷を負ったりしたときには、ある程度期間が立つと自然に治りますが、むし歯はごく初期段階を除いて、放っておいても自然治癒しません。むし歯治療で大切なのは早期発見・早期治療です。早く発見できれば治療は比較的かんたんなのです。

横浜市港北区日吉本町の医療法人博愛会(社団)日吉台歯科診療所「矢島歯科医院」では、「できるだけ痛みを抑える」「できるだけ歯を残す」「できるだけ歯を削らない」を基本に治療します。

歯を削る量をできるだけ少なくするために

むし歯検査機器「ダイアグノデント」による正確な診断

むし歯検査機器「ダイアグノデント」による正確な診断

ダイアグノデントは、レーザーの光を歯面に照射するだけで、むし歯を数値化して進行度合いがわかる機器です。むし歯には肉眼では見落としがちな形状があります。たとえば表面からはほんの小さな点のように見えるだけでも、奥には「しずく状」に大きく汚染されているむし歯です。このようなときにも削る前にむし歯を把握できるので、より正確な治療につなげられます。

歯科用ルーペで患部を拡大し確認

歯科用ルーペで患部を拡大し確認

むし歯治療では、細菌に汚染された部位を取り除かなければなりません。そうしないと再発するからです。しかし、天然歯に勝るものはありませんので、大切なのはむし歯に汚染された部位だけを取り除き、健康な歯質はできるだけ残すことです。そのためには治療部位をしっかり把握する必要があります。肉眼で捉えるのがなかなか難しい部位でも、高倍率のルーペを活用しながら治療をすれば、拡大視しながら歯を削れるので、より正確な治療ができます。

むし歯にかからないための生活習慣

むし歯にかからないための生活習慣

むし歯も歯周病も生活習慣と密接に関連します。直接は、原因菌による感染症ですので、全身の免疫力が低下していると発症や進行をしやすくなります。そのためむし歯予防につながるのは、ストレスが多い生活を改善し、睡眠不足や運動不足に気をつけることです。喫煙習慣もお口のトラブルの引き金になります。また食生活が偏っているとむし歯にかかりやすくなります。

むし歯にかからないための生活習慣

お口のトラブルの治療や予防の基本は、お口の中に汚れを残さないことです。そのため、毎日のブラッシングによるセルフケアが欠かせません。お口の自浄作用がある唾液の分泌量が減少する睡眠時のまえには、お口の中をとくに丁寧にきれいにしましょう。また、定期検診も大切です。定期的に歯科医院でプロフェッショナルケアを受け、汚れを落とし、歯質の強化につながる予防処置を受けることもおすすめです。